閉経後 めまいの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
閉経後のめまい、立ちくらみ、ふらつきが酷く、体調が優れないという事で来店されました。
病院ではメリスロン、プリンぺラン、セファドールなどを処方されたが、
体調は一向に良くならない為、もう行っていないそうです。
細かく症状を伺いますと朝起きた時にふらつきが多く、酷い時は寝ていてもめまいや吐き気が酷い様です。
夜中、頭を引っ張られるような状態になって気持ち悪くなるようです。
寝がえりをうつだけでも吐き気がおきて、朝起きれなくなるようです。
また、足の裏がポッポポッポ火照って寝れなくなるようです。
68歳 女性
中国医学的に診ますと『脾虚湿生(ひきょしっせい)』、『水湿内停(すいしつないてい)』の状態と捉えました。
胃腸の機能が弱って水分代謝がうまくできていない状態と考えます。
その為、胃腸機能を正常にさせながら水分調節をする漢方をお渡ししました。
また、発作でめまい、吐き気、ふらつきがおきることが予想されますので、発作の時に飲む漢方薬もお渡ししました。
あと、水分の摂り過ぎによってめまい、ふらつき、吐き気が酷くなる為、
のどが渇いた時に温かいお茶を飲むくらいで構いませんとアドバイスしました。
1日何リットルも水分を摂っていると胃腸がチャプチャプして体調を崩しやすくなりますので注意して下さいねと。
初めの1~2日目はとてもしんどく、辛い症状が改善できなかったようですが、
3日目ぐらいからめまい、ふらつき、吐き気が治まり体調が回復してきたという報告を受けました。
引き続き健康予防の為、体質や症状に合わせながら続けて頂いております。
水分の摂り過ぎで体調を崩される方が最近多く見受けられます。
雨の日や天気が悪い日に体全体が重だるくなりやすい方は特に気をつけて下さい。
舌をみると膨張していたり、ギザギザになっていたり、苔がびっしりついている方は水分の摂りすぎの可能性があります。
喉が渇かなければ無理にのまない方がいいと思います。
また、水分を摂取する場合は暖かいお茶などを飲むようにしましょう。
冷たい物ですと胃腸が弱り体調を崩しやすくなります。
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